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東京開催! 文化と地域デザイン講座(兼・文化と地域デザイン学会例会)「時代考証をどのように進めたのか? -NHK大河ドラマと歴史ミュージアムをめぐって」

2024年9月13日(金曜)午後6時~午後7時50分。東京開催の文化と地域デザイン講座(兼・文化と地域デザイン学会例会)を、開催いたします。

今回のゲストは、松戸市戸定歴史館の齊藤洋一・名誉館長をお招きします。歴史的建造物の保存・継承、あるいはNHK大河ドラマ「青天を衝け」の時代考証のお話をうかがいます。

題して「時代考証をどのように進めたのか? -NHK大河ドラマと歴史ミュージアム」。徳川家の邸宅「戸定邸」(国の重要文化財)が現在も、松戸市に残された経緯や、ドラマ制作との関わりなどについて、自在に語っていただきます。


【日時】

2024年9月13日(金曜)午後6時~午後7時50分

【場所】

市政会館(予定)(千代田区日比谷公園1-3)

(JR・東京メトロの有楽町駅。あるいは都営地下鉄の内幸町駅など)

【参加費】

無料。

【申し込み】

定員20人。先着順にて受け付けます。(事前申し込み制)


申し込みはこちら(青い部分をクリックしてください)


千葉県松戸市には徳川家の邸宅「戸定邸」(とじょうてい)(国の重要文化財)が残されている。最後の水戸藩主・徳川昭武(1853-1910)が長く暮らした。敷地内には松戸市戸定歴史館が設けられ、幕末・明治期における徳川家を顕彰する文化拠点となっている。昭武の実兄である<最後の将軍>徳川慶喜(1837-1913)は何度も同邸を訪れ、弟と狩猟に出たり、魚釣りや写真撮影を楽しんだりした。


徳川昭武は、兄・慶喜の命を受け、将軍名代としてパリ万博(1867年)に参加したことでよく知られる。随行員として渋沢栄一(1837-1913)が付き添った。幕府一行の渡航の様子は、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(2021年)で巧みに描かれた。渋沢役には主演の吉沢亮さん、パリに出向いた徳川昭武役には人気上昇中の若手俳優・板垣李光人さん、徳川慶喜役は元SMAPの草彅剛さんが演じた。


歴史ドラマの時代考証はいったい、どのような形で進められるのだろうか? 2度にわたり大河ドラマの時代考証を務めた齊藤先生から、リアルな逸話を聞き出したい。

同時に、今回の講座は、歴史的建造物をいかにして残してきたのか? に関する話でもある。徳川昭武の私邸だった戸定邸は、戦後、松戸市に寄付され、公民館の形で市民に愛された。この結果、現在に伝わり、2006年に邸宅が国の重要文化財に、2015年には庭園が国の名勝に指定された。開発圧力がきわめて強い首都圏のなかで、とても珍しい経緯をたどり、歴史的建造物が保存された訳である。


松本は、『ヘリテージマネジメント 地域を変える文化遺産の活かし方』(学芸出版社、2022年)を出版するなどして、文化遺産の将来像を考えてきた。齊藤先生のお話を聞きながら、ドラマの時代考証のありようを楽しくうかがうとともに、背景にある歴史的建造物の保存と継承について考えてみたい。


詳細は下記ファイルをご覧ください。






皆様のご参加をお待ちしています!


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